Yz's football blog

サッカーのあれこれ

ラ・リーガ優勝争い #5

10日ぶりの投稿です。

今回は熾烈を極める20/21ラ・リーガ優勝争いについてです。マドリーファンなのでマドリーを中心です。

 

現在の状況と今後の日程

優勝争いはアトレティコマドリードレアルマドリードバルセロナ、セビージャの4クラブ(以下アトレティコ、マドリー、バルサ、セビージャ)。

現在(2021年4月26日)の状況は以下の通り。

  消化試合数 W D L Pts 得失点差 得点
アトレティコ 33 22 7 4 73 38 60
マドリー 33 21 8 4 71 32 56
バルセロナ 32 22 5 5 71 47 76
セビージャ 33 22 4 7 70 23 49


バルサはコパデルレイの影響でグラナダ戦が延期になっているので消化試合数が1試合少ないですが、22試合消化して勝ち点70から73の内に4クラブがひしめく大混戦です。 

ここからは1節終わるごとに4クラブの順位が入れ替わる可能性があります。

 

ここで4クラブの今後の試合日程を確認します。

  アトレティコ マドリー バルセロナ セビージャ
2021.04.28   UCL準決勝(H)    
2021.04.30     グラナダ(H)  
2021.05.01 エルチェ(A)      
2021.05.02   オサスナ(H)    
2021.05.03     バレンシア(A)  
2021.05.04       ビルバオ(H)
2021.05.06   UCL準決勝(A)    
2021.05.08 バルセロナ(A)   アトレティコ(H)  
2021.05.10   セビージャ(H)   マドリー(A)
2021.05.12     レバンテ(A)  
2021.05.13 ソシエダ(H)     バレンシア(H)
2021.05.14   グラナダ(H)    
2021.05.16 オサスナ(H) ビルバオ(A) セルタ(H) ビジャレアル(A)
2021.05.23 バジャドリード(A) ビジャレアル(H) エイバル(A) アラベス(H)
2021.05.29   UCL決勝    

 

注目は第35節、バルサvsアトレティコ、マドリーvsセビージャの直接対決です。この直接対決で勝ち点3を取れたクラブはかなり優勝に近づけると思います。

 

各クラブの対戦相手を見るとマドリーとセビージャは共にビルバオビジャレアルと対戦します。ビルバオは第32節にアトレティコを2-1で下しており、イニャキ・ウィリアムズやビジャリブレなどのフォワードに要注意です。ビジャレアルはELもまだ勝ち残っていますが、来季のEL出場をリーグで決めるためには今後の状況次第では1試合も落とせません。

 

また、バルサ、セビージャとあたるバレンシアは早期の1部残留決定、降格圏争いからの離脱のためバルサ、セビージャとの上位対決でもしっかり勝ち点を取りに来るでしょう。

 

ちなみに38節終わって勝ち点が並んだ場合 
・マドリーとバルサ→マドリーが上位
・マドリーとアトレティコ→マドリーが上位

・マドリーとセビージャ→5月10日の試合で

 ① マドリー勝ち→マドリーが上位

 ② 引き分け→マドリーが上位

 ③ マドリー負け→2試合の得失点差で決定

アトレティコとセビージャ→アトレティコが上位

アトレティコバルサ→5月8日の試合で

 ①アトレティコ勝ち→アトレティコが上位

 ②引き分け→アトレティコが上位

 ③ アトレティコ負け→2試合の得失点差で決定

バルサとセビージャ→バルサが上位

※③も同じ場合→全試合の得失点差で決定。それでも決まらない場合、総得点で決定。それでも決まらない場合、フェアプレーポイントで決定。

 

マドリー優勝へのポジティブポイント

①勝ち点が並んだ場合

マドリーは対アトレティコで1勝1分、クラシコでダブルなのでアトレティコバルサと勝ち点が並ぶとそのクラブより上位になります。これは拮抗する勝ち点状況ではかなり有利なポイントとも言えます。

またセビージャとはアウェイで1-0で先勝しているので、セビージャとの試合で2点差以上で負けなければ勝ち点が並んだ場合でも上位になれるでしょう。ただし、セビージャとの直接対決では勝利が絶対なのでここは落とせません。

 

②怪我人の復帰

ここにきてアザール、カルバハル、ロドリゴが復帰。彼らのコンディションを上手く上げて活躍させられればチームの勢いも向上するでしょう。彼らとジダンの手腕を期待しましょう。

また、セルヒオラモスもシーズン中に戻ってこれる見込みのようです。一方でナチョやミリトンがしっかりと仕事をこなし、ヴァランもコロナから回復してきた状況で怪我明けのラモスを使えるのかという点は微妙です。今季退団もささやかれるカピタンですが、ピッチにいるだけで雰囲気を変えられる男の帰還はマドリーにとってポジティブであることには変わりません。

 

マドリー優勝へのネガティブポイント

①怪我人&コロナ陽性者

アザールとカルバハルはピッチに戻ってきたものの、今シーズンマドリーを支えたバスケスは今季絶望、メンディーも左足の負傷、クラシコリヴァプール戦で重要な役割を果たしたバルベルデも足首の負傷とコロナ陽性で離脱。そもそも選手層の厚くないマドリーにとって今季活躍した選手の離脱は、はかなりの痛手です。

 

チャンピオンズリーグ

CLに残っていること自体はポジティブですが、単純に試合数も増えますし、リーグで1戦も落とせない試合を続けながらCLも戦うことは選手の疲労度などを考えるとネガティブな面です。最近ではモドリッチなど疲労感が目に見えて現れている選手も出てきていますし、シーズン最終盤の踏ん張りどころです。

一方で、チェルシーとの試合に勝って勢いを付けられればチームの雰囲気もどんどん良くなると思います。

 

③欧州スーパーリーグの風当たり

ESL構想はマドリー会長のフロレンティーノ・ペレスが先頭に立って発表したことでレアルマドリードに対する風当たりは強くなっているように感じます。選手や監督が直接関与したわけでは無いですが、記者の質問や各紙の批判などがストレスになっていることは間違いありません。

 

最後に

様々なポジティブ要素・ネガティブ要素なんかを挙げましたが、現状マドリーは自力優勝はできません。そのため運も必要になってくると思います。どのクラブが優勝を引き寄せられるか、20/21ラリーガ最終盤これからの展開が楽しみです!

 

y:"Lo único que quiero es ganar La Liga y Champions League. ¡¡Hala Madrid!!"